\本日の特選素材~真アジ/

干物屋でこの時期はなんといっても真アジです!

この時期に限り弊社ではちょっと珍しい真アジの干物を生産しています♪
今は真アジが旬となりますので日本各地から小田原に来たお刺身でも食べられる真アジを魚市場で仕入れてそのまま干物にします。
業界用語ではこれを「1フローズン【ワンフローズン】」と言います。

「スーパーで売っているアジの干物と何が違うの?」
と言う質問があると思いますが、日本全国どこでもスーパーに限らずほぼ全ての売場で販売しているのは゛原料が冷凍で、それを解凍して干物にして凍結する゛、つまり、原料の時点で1回凍結し、干物にしてもう一度凍結しているので言うなれば「2フローズン」の製品となります。【実際に2フローズンとは言ったりしていませんが】

実はこの2つ専門家が見れば一目瞭然で2フローズンは黒っぽく仕上がりますが、1フローズンは白っぽく、というか鮮度感が抜群に良く仕上がります。

また、魚に限らずどんな食材でも凍結すると味は落ちますよね!
最近では味を落としずらい凍結方法も紹介されていますが、それでも余計な手間がかかる分どうしても生よりは味が落ちます。

「じぁあなんでこの時期だけでも1フローズンの干物を作らないの?」
という質問が来そうですが、これには゛現代゛の物流や生産工程に訳があります!

当然のことながら生の原料の場合は現地の水揚げに左右されますので、以前ちょっと案内した゛満月の日゛や゛海が時化の時゛や゛網を入れても違う魚が入る゛などなど「全く水揚げが無い」ことも多々あります。となると干物屋としては仕事が無くなってしまいます。当然、干物を作って頂いている方々に「魚が無いから今日は休み」などとは言えないので、特に大きな加工場は冷凍原料を使わざる得なくなります。

また、スーパーなどではなぜか「欠品」を嫌います。
天然物なのですからあるかないかはその時次第、というのが当たり前だと思うのですが売場が既に存在しているため゛台風だから魚が無い゛と言うことすら許されないという゛不思議゛な販売者も意外と多かったりします。売上が減るというのは分かるんですが・・・。

「生だからアニサキスとか寄生虫がいるんじゃないの?」
と思う方もいると思います。でもご安心ください!
干物は焼いて食べるものなので必ず焼いた時点で死滅しますから!!

干物を生のまま食べる方もいるのかな?
食べたことはありませんが、不味い思うので必ず焼いて食べてくださいね。
凍結しているので寄生虫は死んでいると思いますが。

さすがに刺身に出来るだけの魚ですのでお高めではあるんですが、今の時期だけはこの「1フローズン」の真アジが超オススメです!!
私もご飯と一緒に何度も試食しちゃってますから!! この真アジの干物ってご飯に合うんですよねぇ~。

※弊社の干物は日本産の魚を使っていますので外国産のような大きい真アジではありません。大きいアジの方が良い、と言う方には全く向きませんのでご了承ください。
大きいアジの干物を食べたい方は近くのスーパーで販売している北欧産の方が絶対に良いです!【正確には北欧産は真アジではありません。「二シマアジ」という別の種類の魚です。ただ味は真アジに酷似していて良い物であれば非常に美味です。】

【国産】真あじ干物 1枚

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