ほぼ1年ぶりの登場!! 今日は江ノ島産のトビウオの干物を作ります。
その名の通りこの魚はヒレを羽にしてグライダーのようにン百メートルも海上を飛びます! 確かに捕食者に追われているときに水中を泳ぐよりははるかに空を飛んだ方が逃げやすいんで理にかなってますね。
「トビウオって脂があるんですか？」
゛脂がある=美味しい゛と思っているお客様も多いのでこの質問も弊社にもあります、が、しかしながらトビウオには脂はありません。
さすがに肥満体では飛べないでしょ!
おそらく敵から逃げられない゛肥満体゛の個体は自然に淘汰され、脂の無い゛細マッチョ゛筋肉質のトビウオが生き残ったんだろうと考えます。
また、゛脂がある=美味しい゛ではなく、゛脂がある≒美味しい゛と言うのが正しく、言うなれば『脂のある方が美味しい場合が多い』というのが正しいとは思ってます。
肉でもそうですが「カルビ好き」もいれば「ロース好き」もいます。゛脂がある=美味しい゛が100%であれば人間は全てカルビの方が美味しいということになるはずですが、実際にはそうなっていない。
同じようにトビウオも脂はありませんが、食べてみると意外とクセになる味ですよ!!
ちなみに、トビウオと言う魚は知らない人が多いと思いますが、子供【卵】の「とびっこ」は知っている方が多いんではないでしょうか？ そうです!回転寿司にあるやつです!!
回転寿司にある゛とびっこ゛はししゃもの卵だと思っている方も大多数いると思いますが【うちの子供もそう思っていたみたいです】、実はトビウオの卵なんですよ!
ししゃもの卵は「ししゃもの卵」や「ししゃもっ子」といって別に存在します。ところが、これがとびっこの代用品として使われていることもあるようです【表示義務はどうなんでしょうか？】。
ただ、シシャモは「樺太シシャモ」と言って本シシャモの代用ですし、ししゃもっ子は「とびっこ」の代用品ですし・・・樺太シシャモは抜群に美味しいのに【個人的には本シシャモより好き!】なんか代用ばかりで可哀想そうだよなぁ～。
さてさて、今日はほぼ1年ぶりにトビウオの干物をベイスターズ戦でも見ながら試食します。ただも野球を見ながらの試食は「勝つと美味しく」「負けると不味く」なってしまうんで考えものではありますけどね。
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