
今日はまたまた久しぶりなんですが大きな金目鯛を干物にします♪
以前は頻繁に干物を作っていた金目鯛ですが・・・これもかな~り出世して、というより大出世してしまった魚の1つです。
以前は決して極端に安いわけではありませんが「ちょっと贅沢な一品」くらいの感覚で金目鯛の干物や煮付けなどを食べられたものですが、今ではちょっとどころじゃなく「かなり贅沢な一品」になってしまいました。
そもそも見た目が赤いので形は似ていないんですが「鯛」という名前が入っていて、昔はあくまで「真鯛の代用品」と言う感覚だったんだと思います。
味や食感は真鯛とは全く違って言うなれば゛ねっとり系゛と言う感じなので煮付けにはもってこいの魚ですが、実はこの魚は塩にもベストマッチなんです!!
煮付けは身の味よりも煮汁の善し悪しが味の決め手となる場合が多いですが、塩は金目鯛の味を一層引き立たせますので干物にしても最高に美味しいですよ♪
ちなみに私の好きな煮汁は゛ゲル状゛タイプ。
料亭などで出される゛サラッと系゛の煮汁ではダメなんですよねぇ~。確かに素材の味は゛サラッと系゛の方が分かるとは思うんですが昔から家では゛ゲル状゛の砂糖たっぷりタイプだったので物足りない・・・舌というのはやっぱり子供の頃に食べた物によって好みが分かれてくるんではないのかなぁ?
ちなみに確か味のセンサーは生まれたときから1才くらいまでがピークでそれ以降はただ落ちるだけ、という話を聞いたことがあります。
考えて見れば私も子供の頃のカレーは甘口がちょうど良く辛口なんてとんでもない!と思っていた記憶がありますが、今では激辛じゃないとカレーじゃ無いよね! と極端に変わっています。
もともと人間の舌には「毒」や「腐敗物」を検知できるセンサーがあって、それが「苦い」とか「酸っぱい」などと感じて吐き出すという機能を持っているんだそうです。
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特に子供の頃はセンサーも敏感なので「苦い」とか「酸っぱい」を所謂゛不味い゛として認識して吐き出したりするんでしょう。
確かに私も子供の頃は給食の「酢の物」とか超嫌いでした!!
【もっとも今の酢とは全然違うと思うんです。子供の頃の給食の゛酢゛はホントに鼻に抜けるほど酸っぱくて酸っぱくて・・・】
さらには「イカの塩辛」も大嫌いでした!!
ところが、このセンサーが鈍ってきて、さらには゛経験゛というものが増えてくると不思議なことに「酢の物」や「イカの塩辛」は゛美味しい゛に変化して・・・特に塩辛などはけっこうやみつきになってしまった!!
激辛カレーをはじめ子供の頃は全く食べられなかったものが大人になると好きになる・・・だけでなく゛やみつき゛になるものはかなりありますので、子供の頃に嫌いだった物でも勇気を出して大人の舌で味わってみると意外とやみつきになるかもですよ!!
ただ、そうは言っても・・・昔は給食などは「残すことはダメ!」という教育だったので不味い物でも゛食べさせられて゛てましたが、今ではその行為は虐待だそうなので「不味い物は食べない」となると・・・その舌では大人になってからどうなのかなぁ?
ちょっと不安がありますけれども・・・。
さて、この金目鯛はかな~り高価なため試食はできないと思いますが、脂もあって美味しそうなので一生懸命につくります♪
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