今日は相模湾で水揚げされたトビウオの干物を久しぶりに作ります♪
「飛び魚」という名の通りヒレを広げてグライダーのように空を滑空する魚ですので、さすがに脂は基本的に少ない。
そりゃ確かに肥満体では飛べないでしょうから脂のあるトビウオがいるとすればすぐに他の魚などに捕獲されちゃうと思いますからね。
また、この飛ぶ距離もスキージャンプのK点は軽々超えて、中には陸上のトラック一周分【400m】を越える大ジャンプをする魚までいるそうですからなかなかすごい魚です!!
ただ、あまり長い距離を飛ぶと今度は鳥の餌食になる可能性もるそうですから、必ずしも飛ぶ距離が長いもの危険が伴うようですね。
脂が少ないとは言え、このトビウオは干物にすると味がしっかりして個人的にはおかずというよりもおつまみの方が合っていると思います。
ホントに゛味覚゛というものは「脂がある=美味しい」というだけでは言い尽くせない゛何か゛があるんだと思います。もし「脂がある=美味しい」だけであれば肉の脂身が一番美味しいと言うことになりますが・・・脂身だけ食べてもちょっと気持ち悪くなりますしね【個人の感想です】。
ちなみに今回のトビウオは相模湾産ととなります。
「小田原産じゃないの?」
と質問が弊社にあったのでここに小田原で競りをした魚が必ずしも小田原産でないことを記載しておきます。
小田原の魚市場では相模湾で水揚げされた物しか今は競りをしません。
ところが、相模湾で水揚げされたものなのですが・・・
実は市町村の名前が違うんです!!
小田原には江ノ島~静岡県の伊東くらいまでの水揚げされた魚がその日のうちに競り場について早朝の競りにかけられます。
「小田原で競りをしたんだから小田原産でいいんじゃないの?」
と以前は言っている人も多かったんだと思うんですが、私も所定の機関に確認したところ
「小田原で水揚げされた物が゛小田原産゛で、大磯で水揚げされた物が゛大磯産゛になります。 これ以外の回答はありません。」
とのことでした。
干物屋としては『小田原で揚がろうが、大磯で揚がろうが、網代で揚がろうが農産物や養殖魚と違って魚は動いているんだから一緒じゃねーか!』と思うんですが゛決まり゛と言う奴はなかなか厳しい、なので弊社では小田原産ではなく相模湾産としております。
この点についてはご理解ください。
さて、昨日のクライマックスシリーズはBayStarsが1勝してタイになりました。
今日勝てば一歩リードするのでこのトビウオの干物を試食しながら第二戦を視聴します!!
考えて見れば私もスポーツとニュースくらいしかテレビを見なくなってしまったなぁ~。うちの子供もテレビはほとんど見ないし・・・テレビってこれからどうなるんだろう。
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