今日は゛北の高級魚゛キンキの干物を久しぶりに作ります♪
今回は以前のような゛キンキキッズ゛【小さなキンキ】ではなく、言うなれば゛アダルトキンキ゛です。
赤物の高級魚と言えば「のどぐろ」とこの「キンキ」が頂点です!!
当然価格もかな~りお高いので仕入れも躊躇しましたが、魚の状態も良く脂もあって、高いんですけど味はまさに絶品ですので奮発して仕入れてしまいました。
そのまま塩焼きで食べても十分に美味しい魚ですが、一手間かけて干物にすると味が濃くなってホントに最高の味になります。味を表現するのはとっても難しいので一度は食べて頂きたい干物ではあります。価格さえ気にしなければなんですけどね。
ただ、このキンキも昔は大漁に獲れてかなり安く、いわゆる大衆魚だったようです。
さらにはこの魚は脂がのっていますので冷蔵庫や冷凍庫の無い時代はこの脂がすぐに酸化して不味くなってしまうので大量に水揚げされると練り製品などの加工原料で二束三文の価格で販売されていたみたいですよ。
それが冷蔵庫や冷凍庫の普及で脂が酸化しずらくなったため「脂がある=美味しい」となってノドグロやキンキも高級魚化していったようです。
同じように脂がありすぎて以前は安いどころか捨てられてしまっていたんですが、今では超高級素材となった「マグロのトロ」でしょう。
技術革新や流通によって美味しさは変わってくる、と言うことでしょうね。
さてさて、キンキの干物ですが・・・価格が高いので試食は出来ないんだろうなぁ~。明日は休みでちょっどお酒もたっぷり飲めるんですけど・・・。ワザとキズにするわけにもいかないですし・・・。
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