\本日の特選素材~ムシガレイ/

魚が少ねぇ~~~!!
今月に入ってから極端に魚が少なくなってます・・・例年冬になると魚が少なくなるので私達は「冬枯れ」と言っています。
最近ではこれまで勉強した旬の時期とは全然違う魚が季節外れで入荷したりしていましたので冬でも『何かあるのではないか?』と期待もあったのですが・・・やはり冬枯れ・・・。

そんな中でも久しぶりにカレイを仕入れました。
「カレイは身が薄いから食べるところ無いんじゃないの?」
と思われがちですが、意外と食べるところあります!!

「白身の魚は食感だけで味しないよね?」
とも思いがちで、確かに刺身で白身を食べると食感だけで味はないんですが、干物にするとしっかりとカレイの味が引き立って抜群に美味しくなりますよ!
焼いて食べるだけでなく、素揚げや唐揚げにしても抜群に美味しいのでこれもオススメです!!

ちなみに白身の魚の味がハッキリと分かる人が中にはいるようなんですが・・・小さい頃に刺身はあまり食べさせてもらえなくて干物ばかり食べていたせいか、刺身で食べると『食感はちょっと違うかな?』と思うだけで白身は何を食べても私は一緒なんです・・・ですので白身は安くてOKタイプです。

もともと冬といえば゛ブリ゛でした。今でも゛寒ブリ゛という言葉もあり、小田原でもブリが大豊漁なんてこともあったようですが、今やブリは北海道でも水揚げされるほど「いつでもある魚」に大変身してしまいました。養殖や冷凍品もありますので1年中食べられるといっても過言ではないでしょう。

しかし、その分「旬」と言う言葉の意味が薄れてしまっています。
「しゅん」と言うくらいですから脂ののる時期は1年でも「1瞬」ですのでホントに良い物はその1瞬で食べなくてはいけないとは思うのですが、今では1年中゛同じ魚゛が食べられます。スーパーに行くと1年中同じ魚ばかり並んでいるところも多いですよね。

私としてはこれは「バーコードの弊害」だと思っています。
ただデーターを見て売れる魚ばかりを仕入れているので同じ魚になってしまいリスクをとらなくなっているのではないかと? 干物を見ても真アジとホッケだけしか並べていない売場がどれだけあるんでしょう?
そうなれば当然釣りが趣味の人でもなければ魚の名前すら知らない、と言う人が多くなってきている気がしてなりません。

日本には昔から「旬」と言う言葉があって、その時期は魚が安くて美味しい時期なので是非これを知って頂いて旬の魚の味を知って頂きたいと思ってます!!
そうは言っても誰に聞くのか? スーパーでは通常、仕入れと売場が違う人なので分からない可能性は高いと思うんですが、魚屋さんなど仕入れと売場が同じ人に聞くのが良いと思います。そうでなければ釣りが好きな友達やスマートフォンでの検索しても良いかもしれないですよ。

さてさて、今日は久しぶりのカレイの干物の試食です。明日は休みなのでお酒と一緒に試食しようっと♪

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