\本日の特選素材~真イワシ/

今日は真イワシの干物を作ります♪

「真イワシの一番美味しい食べ方は?」
と聞かれたら私は真っ先に「干物です!」と答えます!!

ただでさえ強力な味の真イワシですが干物にすると水分が抜けてさらに味がパワーアップ。さらには内臓があると乾かないので弊社では干物にするときに内臓を除去して開きますのでちょうどそこに直火が当たって小骨は食べられてしまいますからかなり食べやすくなります。カルシウムもとれて体にも良いのでオススメの逸品ですよ!!

この真イワシと言う魚は年代によって評価が分かれます。

世代によっては「全然見たことも聞いたこともない」ということもあったりします。

私達の昭和世代にとってはハッキリ言って「あって当たり前の安くて美味い魚」と言うイメージで、未だに「イワシ=安い」と思っている人も多いのではないでしょうか?

ただし、平成世代になると見たことも聞いたこともないという人も多く「真イワシなんて魚がいるの?」と思う人も多いのではないでしょうか?

実はこの真イワシは1980年代から1990年代にかけて全国で300万トン~400万トン水揚げがあったのですが2000年代に入ると3万トン~5万トンへと激減して一気に高級魚化してしまった魚なんです。
ですので1980年~2000年頃に少年時代を過ごした世代は真イワシは「安くて美味しい魚・・・でももういらないよぉ~」というくらい馴染みのある魚で2000年から2010年頃に少年時代を過ごしてきた方は「何それ、魚の名前?」とか「真イワシは知っているけど高くてねぇ~」と「真イワシ=高級魚」という感覚があるようです。

怖いのは1度高級魚化すると食卓で並ぶ機会が少なく料理方法も分からないため、店先で買う選択肢にすら入ってこない、という事態になります。そうするとまた真イワシが水揚げされた場合は「知らない魚は料理できないよね!?」と安くても買わなくなってしまうと言う最悪の事態になってしまうかもしんない!!!

「スルメイカってどんな魚なんですか? 見たことないんですけど」
「秋に゛昔は゛サンマって魚を食べたんですか?」
という質問が当たり前にくる時代が訪れる可能性も否定できない今は魚を扱っている私達にとってはかなり不安な゛今゛なんです・・・。

さてさて、今日は久しぶりに真イワシの干物の試食、私も大好きな干物なのでかな~り楽しみな゛試食゛です!!

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