かなり久しぶりなんですが今日はホッケの干物を作ります♪
基本的にホッケの干物というのは冷凍原料を解凍して作る場合がほとんどでスーパーなどで見かける干物もコレです。
ホッケは鮮度落ちが早いためにかなり良い物でないと鮮魚での流通は厳しいんです。
ただ、ごく希に小田原でも鮮度を保ったホッケは来ますので狙って仕入れてます!!
生のホッケから作る干物は冷凍の物とは少し違ってきますので美味しいですよ!!
ただ、冷凍原料の方が脂がある場合は多いので「脂がバリバリにあった方が良い」と言う方は冷凍から作った干物を買う方が良いかもしれないです。そうは言ってもスーパーに卸す場合は値段が厳しい場合が多いため゛キリ゛のホッケもありますのでかな~り注意が必要なんですけどね。ホッケやアジに関しては「高い=美味い」「安い=不味い」の方程式は成り立っているかもです。
「ホッケは開いてある物が普通で閉じているホッケは見たことがない!」
と言う方もかなり多いと思います、というよりほとんどそうでしょう!!
鮮魚を「閉じている」と言う表現が合っているかどうかは別として、実はこのホッケなんですが、生まれてからずっと干物屋で育ってきた私でさえ高校の頃までは見たことも聞いたこともない魚でした。
大学に行って新宿で初めて食べた記憶があります。
なぜ記憶しているのかというと・・・
初体験は不味かった・・・いや、この表見は間違っているな・・・
「クソ不味かった」というのがあっていると思う。
身もパサパサで内臓の味も臭みがあって、ハッキリ言って残してしまいました。
それ以来『居酒屋ではホッケは注文しない』と決めて飲んでいました。
ところが小田原に帰ってくるとうちでもホッケの干物を作っていましたので嫌々ながら試食したら食べやすいし脂もアリ、内臓の臭みもなく『かなり美味しい干物だ』と一気に認識が変わりました。それからホッケの干物を食べるようになりましたね。
おそらく食べ物は「First impression」が凄く大事なんではないでしょうか?
最初に食べたものがクソ不味いとホントに食べなくなってしまう。私も1度食べてから2度目まで10年以上かかりましたからね。
おそらく皆様も最初に食べてクソ不味かったから全然食べていない食品もあると思います。しかしながら、流通や技術が日進月歩で進んでいますから゛今゛は美味しくなっているものもかなりあるのではないかと思います。もしかしたら「Second impression」は違う可能性がありますので不味くて食べなかったものも勇気をもって゛2度目゛に挑戦してみてくださいね。
さてさて、今日は久しぶりのホッケの干物。やっぱりお酒と一緒に試食でしょ!!
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