
解禁日からちょっとだけフライングして今日はアユの干物を作ります!!
弊社では珍しい゛淡水魚゛の魚で、尚且つ、これも珍しい゛養殖魚゛です。
ここでは6月1日が天然のアユの解禁日なんですけど養殖のアユについては特に解禁日があるわけではないので今から少しずつ生産していきます!!
なにしろ日本の夏を代表する魚ですからね♪
「川は皮から、海は身から」
という言葉を知っているでしょうか?
この言葉の意味は「川の魚は゛皮゛から焼いたほうが美味しくて、海の魚は゛身゛から焼いたほうが美味しいですよ」と言う昔からの言葉です。
おそらく以前は今のように物流も発達しておらず、ましてや冷凍冷蔵の技術もなかったため脂が酸化してしまって「脂が多い=脂がクドい」という認識だったのではないか?と思っています。
ですので「脂の多い海の魚は身を下にして焼けば脂も落ちるので美味しく食べられますよ」と言われていたのではないでしょうか?
川の魚は海の魚のように脂はのっていませんが住んでいる場所からすぐの川で水揚げされるので脂が酸化することもないため脂を落とさなくてもよく、かえって脂があった方が美味しい、ですので皮で脂が落ちるのを防御して少しでも脂を残しておこう、となったんではないかと個人的には思っています。
さて、現代ではこの言葉どうなんでしょうか?
肉で言えば゛カルビ゛や゛ばら肉゛、ラーメンで言えば゛脂多め゛とか゛チャッチャ系゛が好きな人多いですよね!?
もしかしたらこの言葉は現代には当てはまらないのかもしれません。
さて、ここからはいつも記載していることなので読んだことのある方は読み飛ばして構いません。
今回は弊社でも珍しい゛養殖魚゛ですが、中には「えっ!! 養殖なの?」と思われる方も多いと思います。
でもこれおかしくないですか?
肉や野菜、穀物などはほぼ全てが言い方は違いますが゛養殖゛です。
「天然のアユと養殖のアユ、どちらが美味しいの?」
という質問は言い換えれば
「古代米とコシヒカリはどちらが美味しいの?」
「野生の牛と松阪牛はどちらが美味しいの?」
「野ブタ【イノシシ?】と黒豚はどちらが美味しいの?」
という質問と同じです。
ただし、魚類に限っては肉や野菜、穀物の゛養殖゛より極端に歴史が浅いため「まだ追いついていない」ものが多いんだと個人的には思っています。
それでもこのアユのように天然と遜色ないものや、うちの子供達はそうなんですが「天然の鮭より養殖の銀鮭の方が美味しい!」と言うように天然を超える養殖魚も出てきました。
今は急速に養殖が発達して以前よりかなり味も良くなってきましたので今後の養殖にも大きな期待を私はしています。
さて、今日はアユの干物の試食です!!
ほぼ1年ぶりのアユをお酒を飲みながら試食します。
やっぱり自分で食べてないものを販売するのは買っていただけるお客様に失礼ですからね!!!
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