今日は久しぶりにイトヨリの干物を作ります♪
見た目は赤と黄色のラインが入ってかなり派手な゛ジュリアナ系゛【かなり古いかもしんないですが・・・この名前のDiscoがあったんですよ、検索してみてくださいね。】の配色をもった魚ですが、中身の味はかなり上品な味で見た目とは全く違った落ち着いた味の魚です。
さらに白身の割にはかなり味が濃くて、食感も柔らかく『やっぱり高級魚だなぁ~』と実感が出来る魚です。
私も最初はこのジュリアナ系の色に惑わされ『こんな派手な魚、美味しいの?』と仕入れていませんでしたが、一度干物にしてみると落ち着いた味が引き立ってホントに美味しかったんでそれから干物を作っています。
徳川の何代目かの将軍が好きで小田原沖で水揚げされたイトヨリを早便で江戸に届け、そのイトヨリの料理を作った料理人がたいそうな褒美をもらったという話も聞いたことがあるので意外と昔は小田原でもイトヨリは水揚げされたようですね。最近は何匹かしか見ないですけど。
ちなみにこの「糸撚」とは一本ずつの糸を何本も捻り合わせて強度を格段に上げることを指すところから「よりを戻す」なとどいう人間関係の強度を戻すことのような諺にも使われています。ちょうどお歳暮ギフトのシーズンですし以前とは少し疎遠になっている方へ゛よりを戻す゛意味でもちょうどよい魚なのかもしれないですよ。ちょっと宣伝しちゃいました・・・。
久しぶりのイトヨリの干物なので今日はじっくりとお酒でも飲みながら試食しよっと!!
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