\本日の特選素材~イサキ/

今日はほぼ1年ぶりのイサキの干物を作ります♪

イサキは「鶏魚」と漢字で書くように鳥の鶏冠のような鋭利な背鰭があってケガをする危険もあるのですが「食べづらいものほど美味しい」とは良く言ったものでホクッとしてとても美味しいです。さらにこの魚は塩味とのコンビも抜群でイサキの味が塩によって一層引き立ってホントに美味しい干物になります!!

私が最初に小田原に来た頃に聞いた話では
「夏の王様といったらイサキだ!」
と言われていて、特に台風が来て海が荒れた次の日にはゴッソリと水揚げがありました。
そのため小田原ではイサキのことを「ゴッソリー」と呼んだりしています。

ところが!!
最近のイサキは年末近くに水揚げか多くなってきました。昨年も一番多かったのが確か12月だった気がします。夏の王様と言われたイサキは゛年末の魚゛へと変身してしまいました。
イサキに限らずこの゛旬の時期の変化゛はかなりの魚に当てはまってきます。
考えて見れば昭和の頃に子供だった私は夏休みになると
「家の中にいないで海にでも行って遊んできなさい!!」
と言われたものですが、今では地上も40℃越えが普通になってきていて外で遊ぶなんて゛自殺行為゛になっていますから、魚にとって海の中もとてつもなく暑くなって動くことが自殺行為になるので本能的に真夏の頃はひっそりとして涼しくなってから動き出すのかもしれません?

弊社でも色々な魚の旬の時期を聞かれたりするのですが・・・以前勉強したことが今ではあまり役に立たなくて困ってます!!
意外と水産業界は年齢も高いために頭の中をUpdateできない方々も多いんですが、少なくとも私はこの旬の時期を常にUpdateしなければならないとは思ってます!!

さて、久しぶりのイサキの干物なので今日はお酒と一緒に試食です♪

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