\本日の特選素材~小キンキ/

今年もやってきました!
のどぐろ【小田原では゛赤ムツ゛と言います】と双璧の高級魚゛キンキ゛です。

ただ・・・大きい物はまだまだ高すぎて手が出ないんですが・・・。

今日は小さなキンキ【個人的には「KinKi Kids」と呼んでいます!】の干物を作ります。

実はこのキンキですがノドグロと違ってキンキキッズでも脂がのります♪
脂ののりに関しては大きい物と比べても遜色ないのが魅力です。

さらに白身の魚なんですけど干物にするとしっかりキンキの味がします!!
水分が抜けると『こんなに味があったんだ!』と驚くくらいの味がします。

さらにノドグロは某テニスプレイヤーが食べたい、と言った頃から急激に人気が出て価格が実力以上に超高騰していますが、キンキはそういったことが無く、ノドグロに比べれば買いやすいような感じがしますのでこの時期オススメの逸品です。

さて、以前も記載しましたが基本的に魚は大きくなると脂がのるのはなぜなんでしょう?
日本ではブリのように出世魚と言われるような魚も多数います。
例えばブリは「もじゃこ→ワカシ→イナダ→ワカシ→ブリ【小田原ではこのように出世します】」と大きさによって名前が変わります。

なぜならば日本人にとっては「味が違う」からです!
味が違えば当然価格も違う、というのが日本人の昔からの考え方です。

これが外国に行くと魚に関しては出世魚というのは聞いたことがありません。
マクドナルドのフィレオフィッシュがわかりやすい例ですが「白身魚のフライ」ですよね。
日本人からすれば「この白身魚ってなに?」と質問したくなるのですが、アメリカでは白身の魚は全て一緒の味がするようなんですね。私が高校の頃にマクドナルドで「この白身魚って何を使っているのですか?」と聞いたときには店員さんは答えられませんでしたが、調べてみると「スケソウダラ」「ホキ」「メルルーサ」などを使っているようですね。
なお、逆に外国には「出世肉」があります。
例えば羊の肉を「ラム」と「マトン」に分けていますよね。
おそらくは味も違うし価格も違うんでしょうから「出世魚」ならぬ「出世肉」なんでしょう。
日本では肉はあまり食べられなかったせいかあまり「出世肉」はないですよね。

ここからは以前にも記載しましたので読み飛ばしても構いません。

成魚になると脂がのるのはなぜ?
と言う質問に個人的にはこう答えています。

「魚に限ったことではないんですよ! 人間だって同じなんですよ!」

まだ10代とか20代とか若い方は経験していないと思いますが、40代くらいになると大抵1回くらいはクラスとか部活動などの同窓会が開催されます。

さて、その時に久しぶりに会った人たちはどうでしょう?

ほとんどの人が若いときに比べて脂がのってませんでしたか?

そうなんです!
確かに何人かは若いときよりも痩せたと言う人がいるのも事実なんですが、大多数は「君、誰だっけ?」と脂がたっぷり乗る人が多いんですよね。

ちなみに私もそのタイプなんですけどね・・・。

さて、今日は久しぶりにキンキの試食・・・
あっ!! やっぱり高い魚なので試食はできないかも・・・。

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