\本日の特選素材~いぼだい【えぼだい】/

何ヶ月ぶりかになりますが今日は゛超高級魚゛イボダイの干物を作ります♪

この魚はホントに干物に合うんですよねぇ~。クセがなくって食べやすく、さらにはもともと水っぽい魚なので水分を飛ばすと、あら不思議? いぼだいの味が際立ってきて抜群に美味しくなります!! うちの子供もイボダイが好きだったんですよねぇ~。

以前は普通にスーパーにも並んでいて身近な存在だったイボダイ【エボダイ】の干物ですが、今では全くと言っていいほど見なくなりましたよね。
それもそのはず、今となっては全然水揚げがなくなってしまったらしい・・・。
以前は゛中国産いぼだい゛が入ってきており、それがスーパーでも比較的に安く販売されていました。しかし、当時でも日本産は高かったため干物屋さんの扱うイボダイとったら中国産ともっぱら決まっているような感じでした。
ところが、とりすぎてしまったせいか中国でも水揚げが激減し全く日本に入ってこなくなってしまったため、ほんの少し水揚げがある日本産のみが存在するという状況に・・・。
そうなると出世街道まっしぐら! 超高級魚にと変貌してしまいました・・・。
今じゃあ・・・おいそれとは食べられない魚に・・・ホントにこんな魚ばっかりなんだよなぁ~。

さて余談ですが、品質表示って見てますか?
産地表示が義務化されたのは平成29年からですから、かなり最近の話というのを知ってましたか?ちなみに賞味期限や消費期限表示は平成7年からですから、それよりもかなり最近の話なんですよね。
行政がすることとはいえ記載することがバシバシ多くなってきて書くスペースが無い!? 今では栄養表示なども入れている関係でシールを大きくすると商品が見えないんじゃね?とか思いますし かといって文字を小さくしたら私なんかは読めないし・・・。なかなか弊社としても苦労が絶えない食品表示なんです!

実際のところ海産物って産地表示ってどうなの? と思ったりしてはいるんです。
動かない農産物や動いてもそこにいる畜産物なら確かに人間が世話をしていますので゛ここが他社と違う゛なんてこともあるとは思いますが、海産物は養殖でもない限り船を使って水揚げされます。船は動くので遠くに行って獲ってくることもあるのでそれを一色単に「水揚げ港」が産地になる、というのは干物屋としてはなかなか理解できないこともあるんですよ。海には境がないですしね。

かといって行政が決めたことですからやらないわけには行かないですからね。しっかりやってはいますけど・・・これからも減るよりも増えることの方が多いのでまた文字が小さくなって見えづらくなるんだろうなぁ~。場合によっては「中国の方に行った日本船籍の船が○○港で水揚げした○○」とか記載しないといけないとか・・・。ちょっと怖いなぁ~。これ以上文字を小さくすると見えないだろうなぁ~。

さて、今日のイボダイは高価なので試食できないかもしんない!!
ちょっと寂しい・・・気軽にイボダイの干物が食べられる時代がもう一度来ることを期待してます!!

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