\本日の特選素材~東京湾産タチウオ/

゛本日の゛となっておりますが今日は魚市場がお休みですので、実は昨日の生産です・・・すいません。

久しぶりの登場です! 東京湾のタチウオの干物を作ります。
以前にも記載しましたが水揚げされたのは小柴という漁場です。ちょうど八景島シーパラダイスのとなりで、サーフコースターにのって頂上に行くと見えるはずです。

このあたりは風光明媚なところが昔は多かったようで「横浜の金沢にある八つの優れた風景」から「金沢八景」という言葉が生まれたそうで、今では京浜急行に「金沢八景」という駅もありますよね。

さらにもともと東京湾は日本でも有数の河川「利根川」の出口で今でも利根川の養分が流れ込んでくるため栄養も豊富なので基本的に脂のある゛上物゛と言われる魚が多いんです。
もともとタチウオ自体脂ののる魚なんですが、特に東京湾の魚は脂があります。

さらにタチウオは塩味とベストマッチ!!
干物にすることで太刀魚の味が強化されてホントに美味しい干物になりますよ♪ 個人的にはタチウオは干物が一番美味しい調理法だと思ってます。

「東京湾に魚なんているの?」もしくは「東京湾の魚なんか食べて大丈夫なの?」
と言う方もいると思います。特に私達の昭和世代には「へドラの居る海」という感覚もあるのではないでしょう?【へドラって知ってますか? 確かゴジラに出てくる海に流れ出したヘドロから生まれた公害怪獣だったような?】

確かに以前は東京湾はかなり汚れていたらしいです。しかしながら今ではかなり綺麗になって魚もだいぶ戻って来て特にタチウオはかなり居るらしいですよ!!

そのかわり、既に東京湾で絶滅してしまった「ハマグリ」や「アオギス」などはもういないらしいですけど・・・。
さらに「アサリ」も東京湾では絶滅寸前らしい・・・。
うちのかみさんも子供の頃に潮干狩りをやったときはアサリがジャンジャンとれたらしいんですが、今では見る影すらないらしい・・・。アサリはそもそも東京湾のどこでもとれて安かったので「深川丼」と言われるアサリのどんぶりも生まれたのですが、今ではほとんど地物ではないアサリ・・・。
やはり一度汚してしまったらいくら綺麗になったと言ってもいなくなってしまう魚もいるんですよねぇ~。
ウナギが絶滅危惧種の仲間入りを果たしましたが、アサリもなんてことにならないことを切に願います。

さて、久しぶりの太刀魚なんで今日は干物でお酒と一緒に試食です!!

タチウオ干物 1枚

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